どーもです。先週に引き続きゴルフパートナーのプライベートブランド「NEXGEN NS210」シリーズですが、今日紹介するのはFWです。このFWはマグレガーカントリークラブのティーショットで1発だけ打ちましたが、結果はややフック気味もFWキープ。しかもここでバーディーを奪取し、好スコアで上がれたきっかけだったりします。ドライバーが好印象だっただけに、ちょっと気になるところもありましたが、その辺をしっかりレポできればと思います。


まずは見た目から。


ウエートポジションを見る限り先代とおなじドローバイアスモデルだと思います。ヘッド体積が発表されていないのがわかりませんが、ヘッド自体も気持ち小振りになっているように見えました。

フェースはシャロー。先代とは別モノのイメージ。形状的にもより長方形っぽい印象でした。

ボディもシャロー。形状的にも先代と別モノで、クラウンがよりフラット気味で、後部にやや厚みを持たせた形状になっていました。また、ヒップダウンしているせいもあってか、ボディ自体が上を向いているような印象もうけました。

後ろ姿は全くの別モノですね。ネック側にウエートを設定しながら、トウ側にボリュームを持たせています。矛盾を感じてしまいますが、おそらくフェースの真ん中に重心位置を持ってきたかったのかなって…

構えてみるとこんな感じ。先代に比べると、やや丸みを帯びたような見た目になっていて、クラウンの投影面積もやや小振りになっていたように見えました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「EI-Fシャフト NS210-F」装着モデル。スペックは、ロフト角15度、ライ角58.5度、長さ43.25インチ、総重量309g、バランスD1.5。ヘッド体積未発表。シャフトスペックは、重量50g、トルク5.0、調子は未発表。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはめっちゃ軽め。でもグリップはドライバー同様やや太めですね。あっ、ボクにはちょうどいい感じです。シャフトを手でしならせてみると、ドライバーとほぼ同じような硬さでしたが、しなりポイントは真ん中よりもちょっと先あたり。ワッグルしてみるとドライバー同様、真ん中より手元側から動く感じでしたが、素振りしてみると、ドライバーよりもやや先端部のしなりが大きく動きそうな気配を感じました。なお、ドライバーで感じた右手辺りの柔らかさは、ほぼ感じませんでした。


実際に打ってみてまず感じたのは、「ドライバーよりもつかまりがいいな」でした。ドライバー同様、切り返しとインパクトで力まず、ヘッドを右前に放り出してやるイメージで打ってみると、その曲がり幅がドライバーよりも大きめ。ボクはシャフトを疑っていますが、その理由は前述した先端部のしなり感です。同じような感覚で振っているつもりですが、FWのほうがややヘッドが返るような動きがあって、その分オートマチックにつかまっているように感じました。マグレガーCCでのティーショットでも同じように感じたので、ボク的にはよりつかまるモデルかなって。ボールの上がり方、スピン量、飛距離は先代とほぼ同じようなイメージでした。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS43.1m/s、初速59.7m/s、打ち上げ角16.6度、バックスピン量3113.7rpm、サイドスピン-814.3rpm、飛距離232.2y

【ベスト】

HS43.3m/s、初速60.0m/s、打ち出し角16.6度、バックスピン量3140.8rpm、サイドスピン-683.5rpm、飛距離234.5y


打感は弾き系かな。先代はキンキンした金属的な音がちょっと気になったと記憶していますが、今作はそこまでキンキンしていなかったと思います。ただし、ドライバーと比べると、やや弾き感が強めに感じました。


弾道はこんな感じ


そのスカイトイラック弾道データはこちら


弾道的には文句なしの高弾道。ボールは上がりやすいですね。スピン量ですが、データで確認する限りは、先代よりもやや少なめでした。


出球傾向は、ボクのスイングでやや強めのドロー。つかまり自体は先代と同等かと思いますが、ドライバーに比べるとちょっとオートマチックにつかまる感じでした。


シャフトフィーリングと振り感ですが、前述通り、ダウンスイングでのヘッドの走り感がドライバーよりもやや強めに感じましたね。軽量モデルなので、かなり意識して振りましたが、それでもちょっと力むとその影響が出てしまいます。もちろん、これはボクのスイングの問題ですけど。ボク的には、ドライバーよりもヘッドが走る感覚がちょっと気になりましたが、まあ、それはボクが生粋のフッカーだからで、逆のフェードヒッターやスライサーなら安心要素になると思います。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38~40m/sあたりにオススメですね。HS的には42~43m/sでも使えそうですが、ボクのように手首を積極的に使ってしまうタイプは、それなりの意識をもって打たないとケガしちゃいそうな気配もありました。まあ、メインターゲットはゆったりスイングのスインガータイプのフェードヒッターおよびスライサーでしょうね。FWを打ってみると、ドライバーの完成度の高さを改めて感じたのでした。

<ゴルフパートナー「NEXGEN NS210」FW>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=450スチール、フェース=455スチール

■ロフトバリエーション:3W=15度、5W=18度、7W=21度

■シャフト(重量/トルク/調子):「EI-Fシャフト NS210-F」(50g/5.4/未発表)。「Diamana」(55g/5.3/未発表)。

■価格:各1本2万970円 ※価格は税込み

■発売予定:2022年7月