どーもです。コブラ・プーマ・ゴルフのニューモデル「KING LTDx」シリーズですが、今日紹介するのは「LTDx LS」FWです。「LS」というと、それだけで背筋がピンと伸びそうな感じですが、少なくともドライバーは、それほどシビアさを感じませんでした。ということは、「このFWも…？」なんて思って試打してみて「いい感じじゃん！」なんて思っていたら、とんでもないミスに気が付きました。そのミスは後ほど…（汗）　というわけで、いってみましょう。

え～、何をミスったかというと、はい、シャフトを間違えました!!　この「LTDx LS」FWですが、実はヘッドとシャフトが別々に送られてきました。基本的に試打時には、変な先入観が入らないように、スペック等は極力確認せずに打っています。ということで、何の疑いもなく、「LTDx」FW＆「LTDx MAX」FWと同じSPEEDER NX for Cobra Sフレックスを装着して打ってしまいました。そして試打後、原稿を書くに当たって確認すると、な、なんと、シャフトラインアップにSPEEDER NX for Cobraがな～い!!（涙）　打ち直す時間もないので、そのままでレポさせていただきます。むしろ比較になっていいかも…!?

では、まずは見た目から。

ウエートはソール前部のトウ・ヒール側に振られていました。単純に浅重心ではなさそうな気配ですね。この配置だったら、ミスヒットの寛容性もある程度意識していそうな気配も!!

フェースはセミディープ。ん～、形状的には「LTDx MAX」FWに近いように見えるんですよね…

ボディはシャローですが、この「LTDx LS」FWは後部に短い印象でした。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウントゥ・ヒールのラインペントがありません。その分引き締まって見えるような気がしますが、実際のヘッド体積自体は「LTDx LS」FWの方が、わずかですが、大きくなっていました。

今回試打したのは、オリジナルシャフト「SPEEDER NX for Cobra」Sフレックス装着モデルの3W。スペックは、ロフト角14.5度、ライ角57.5度、長さ43.25インチ、総重量311g、バランスD1。ヘッド体積169cm3。シャフトスペックは、重量56g、トルク4.4、中調子。試打ポジションは「STD」。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップは太め好きなボクにちょうどいい感じだったので、一般的にはやや太めかもしれません。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスにしてはやや柔らかめ。しなりポイントは真ん中よりも気持ち先あたり。ワッグルしてみると、ヘッドの動き方はシリーズで１番少なめ。素振りした感覚は、ドライバー同様よりシャープに振れそうな雰囲気でした。

実際に打ってみると、もちろんシャフトが「LTDx LS」FW用ではないので、心苦しいのですが、「LS」でもスピン量多めになっていまいました。これがもし「ツアーAD for Cobra」だったらと思うと、なんか申し訳ないなって（汗）　少なくとも、ロースピンが売りの「LS」ですが、SPEEDER NX for CobraＳとのマットチングでは、ボクレベルのHSでもスピン量が増え、飛距離ロスにつながっているように感じました。ウエートポジションを見る限りは浅重心モデルですよね。実際に打ってみて、さすがにシリーズで最もミスヒットの寛容性的にはシビナな印象でしたが、最も直進性が高かったです。打ち出し方向はボクのスイングの問題ですが、打ち出した方向にほぼストレート。何ならちょいフェードもチラホラでした。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.4m/s、初速58.9m/s、打ち出し角16.8度、バックスピン量3243.3rpm、サイドスピン-344.4rpm、飛距離229.3ｙ

【ベスト】

HS43.1m/s、初速59.8m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量3494.3rpm、サイドスピン-199.9rpm、飛距離231.8ｙ

打感はやや弾き感強めのソリッド系で、イメージ的には「LTDx」FWに近いイメージ。音もやや高め

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちらですが…

3球の弾道ラインを消し忘れてしまいました。弾道ラインはこんな感じですが

今度は各数値が消えてしまいました（汗）

弾道的には高弾道。このシャフトとのマッチングだったら、オートマチックに上がってくれます。「LTDx」FWよりもスピン量は少なめですね。同じシャフトなので、その比較ができたのは不幸中の幸いですかね。

出球傾向は、ボクのスイングで、打ち出し方向にほぼストレート。フェード系もチラホラでしたが、逆に他２モデルのようなドロー強めも出ませんでした。

シャフトフィーリングと振り感ですが、ラインアップにはないのであくまでも参考ですが、まあ、「LTDx」FWとほぼ同じかな。SPEEDER NX for Cobraとのマッチングでは、ドライバー並のHSで振れました。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/sあたりにオススメですね。少なくともSPEEDER NX for Cobraとのマッチングでは、ロースピンを売りにする「LS」でも、スピン量が増えてしまいました。だからこそ、シャフトラインアップに入れていないのかもしれませんよね。それが分かっただけでも、間違えた甲斐はあったかなって…。あくまでもこのシャフトともマッチングになりますが、打ち出した方向にほぼ真っすぐ飛んでくれます。弾道の見た目ではほぼ分かりませんが、このシャフトはたたくイメージだと飛距離ロスにつながりかねないスピン量増加という結果になっていまいました。