どーもです。サッカーW杯決勝トーナメント1回戦はPK戦の末、クロアチアに惜敗でした。先制したときには思わず宿泊先のホテルで声が出てしまいましたが、他の部屋からも聞こえたので、皆観戦していたと思われます。完全な睡眠不足でたむ。プロのコンペに参戦しましたが、その結果は12、13日のラウンドレポでアップしますので、お付き合いください。そして、本コラムでも筒氏推薦のロイコレを始め、いくつかの試打クラブも手元に届きました。完全に自転車操業状態ですが、なんとかアップしていきますが、今日は筒康博の「これってギアで解決?それともレッスン?」をお届けします。筒氏注目アイテムに触れていますので、ぜひお楽しみ下さい。
「ヤー!パワー!」富士山が見える“ちょっと個性的な”ゴルフ場へ
2022年も残りわずか。今年の流行語に乗っかってみました(笑)。先日、パワースポット富士山が望める“ちょっと個性的な”箱根くらかけゴルフ場に初めて行ってきました。予約サイトには「比較的フラット」と記されていましたが、行ってみると全体が見渡せる大らかなアップダウンコース。富士山が望める絶景もあれば、「プロゴルファー猿!?」なホールもあったり、芦ノ湖が望めるリンクス的な景観も。普段とは全く異なるコースでエンジョイラウンドができました(※ちなみにフェアウエーは洋芝採用で、レディースも、レギュラーも、バックも、ほとんど同じ場所です)。
ここは富士山近隣ゴルフ場と違い冬季クローズはなさそうですし、ラウンド前後に箱根で温泉を楽しむもよし。仲間やパートナーと、都内からサクッと足を運べるカジュアル&リーズナブルなゴルフ場でした。
■独断と偏見「2022ビッグチェンジ」ギア【クラブ編】
「当たり年」の言葉は使いたくないですが、2022年の新モデルはビッグチェンジしたクラブが多く発売されました。あくまで「独断と偏見」ですが、それぞれ僕なりの「理由」があります。
キャロウェイ「ローグST」ドライバーは、春先からテーラーメイド「ステルス」に水を開けられたにもかかわらず、年末に入っても「売れている」ロングヒット。誰が使っても「やさしい」「曲がらない」「飛ぶ」を実感できるモデルという点ではキャロウェイ史上最高かも。「JAWS」ウェッジは、アベレージから女性ゴルファーにまで「ノーメッキ」の性能を実感させた画期的クラブ。
下期は「注目モデル」が目白押しでした。テーラーメイド「ステルスグローレプラス」は、カーボンフェース&可変スリーブなど「全部乗せ」的なファン生唾モデル。価格アップですが、人気なのも頷けます。PINGもたくさんのモデルを取り上げたいところですが、「G430LST」は久々のカーボンクラウン採用で「曲がらない」に「激飛」「好フィーリング」もブラッシュアップ。そりゃ売れますし、人気になります(笑)
個人的な好みはではタイトリスト「TSR3」といいたいところですが、ビッグチェンジという点では「TSR2」の方が大きいかと思います。アスリートブランドのドライバーとは思えないほどの「直進性」「初速性能」なのに「美顔」。しっかりユーザーの評価が反映されているのは、現場でショップのスタッフさんもゴルファーも「良い!」と感じているのでしょう。
今年は国産ブランドも元気です。ヤマハ「inpres DRIVESTAR」アイアンは間違いなくビッグチェンジ! 超飛び系なのに顔も弾道も安心感があるアイアンは、タイトリスト「T300」以来の衝撃でした。ダンロップ「SRIXON ZX MkⅡ」は前作も人気でしたが、フルチタンに回帰したのはビックリしました。中でも「ZX5 MkⅡ LS」ドライバーは、やさし目のルックスとは裏腹に「ZX7 MkⅡ」ばりの低スピン&強弾道は2度ビックリしました。
国産といえば、かつて国内外のツアープロ御用達ブランドだったロイヤルコレクションからビッグチェンジを遂げた「TM-X」フェアウエーウッド&ユーティリティが発売。早速プロの使用も始まっています。すごく面白いクラブなので、KAZさんにも是非試打してもらいたいです。
■独断と変更「2022〜2023」大注目【アイテム編】
今年はコンパクト&身に付けるタイプの距離計測器TecTecTec!「mini+m」やGOLFZON「CaddyTaik minimi LT」の登場で、あまりの「使い勝手の良さ」に随分お世話になりました。まだ距離計を持ってないなら、ラウンド必須アイテムなのでご参考まで。
もともとフットジョイ「スパイクレス」「紐」だったのですが、今年初BOA「プロスポーツSL」を投入した所、ラウンドのエースに昇格。仕事柄、いつもシューズを履いているので、おしゃれな「フューエル」もゲット。つくづく“スイングのための”シューズだな〜と感心しきりの今日このごろです。
今年〜来年は、久しぶりにシャフトを替えまくろうと購入しています。三菱ケミカル「VANQUISH」から始まって、今のエースは「DIAMANA GT」がエースに昇格しました。問題は何もないのですが、タイトリスト「TSR3」ドライバーがとにかく曲がらないので、さらなる“もっと飛ばせるシャフト探し”の旅に出かけようと思っています。藤倉コンポジット「VENTUS TR」と「SPEEDER NX GREEN」、UST Mamiya「The ATTAS V2」も試打の印象がすこぶる良かったので、シャフトスリーブで試打しようかなと画策しています。せっかくならギアも楽しみたいので。パターカスタムシャフト「STABILITY」のおかげで、ストロークと距離感の悩みが解消したことも大きいです。今は、このシャフトに装着する「ヘッド探し」と「パターグリップ探し」をしています。
グリップといえば、STM「G-Rex」は樹脂(エラストマー)素材の中でかなり革命的。今は「S-1」を使っていますが、ラバーとも今までの樹脂とも異なるホールド感がクセになりそうです。
改めていいますが、あくまで僕の「独断と偏見」の注目アイテムです。「ごくごく一部」ですが、皆さんが「何か良いのは?」と探したい時に思い出してもらえると連載冥利に尽きます。
今回「富士山ネタ」から始まったのは、意味があります。(来年の連載更新は1月第二週になりますので)ひと足早い年末年始のごあいさつですが、「一富士二鷹三茄子」今年も有難うございました! 来年も皆様のご健勝をお祈りします!
文・構成/猿場トール
■筒康博 スイング・ギア両面から計測&解析をいかし、プロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイス。人気インドア「ゴルフレンジKz亀戸店」ヘッドティーチャーを務めるかたわら、さまざまなメディアに出演・連載中。ゴルフWEBマガジン「FITTING」編集長に就任し、自ら取材も行っている。