どーもです。今日紹介するのはキャロウェイの数量限定ニューモデル「APEX PRO」シリーズの「APEX UTアイアン」です。複雑なネーミングですが、要はアイアン型UTです。アイアン型UT自体、ターゲットは上級者か、よほどのアイアン好きかと思いますが、この「APEX UTアイアン」はどうなのでしょうか? 先入観通りの気もしますが、ボクレベルで太刀打ちできるモデルなのかもも含めレポしたいと思います。では、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


構造的には中空タイプ。黒いプレートはタングステンウエートですが、トウ側内部にもタングステンウエートを装着しているようです。

フェースはシャローでトウ・ヒール方向にやや長めな印象でした。

ソール幅はフェースの大きさに対して適当なイメージですが、トレーリングエッジがしっかり設定されているので、実際には接地面積が少なめで、抜けが良さそうな印象を受けます。

ネックはほんの少しだけグースが入っている感じかな。ボディも厚みがあって、いかにも中空といった感じですね。

構えてみるとこんな感じ。ネック幅がそのままトップブレードの厚さにつながるイメージで、トウに向かってややシャープになっているようにも見えました。かなりロフトが立っているような印象ですが、バックフェースの厚みが目に入るほどあるので、ある意味安心感はあると思います。個人的には苦手だったりするけど…(汗)

今回試打したのはスチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」Sフレックス装着モデルの20度。スペックは、ロフト角20度、ライ角60.5度、長さ39インチ、総重量407g、バランスD3。シャフトスペックは、重量106.5g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピーボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップはまずまずの太さでした。ちなみにボクは太め好きですが、許容範囲の太さです。ワッグルしてみるとヘッドの振れ幅は少なく、シャープに振れそうなイメージ。素振りしてみると、D3のバランスほどヘッドを感じず、やはりシャープに振れそうな印象でした。


実際に打ってみると、昨日紹介した「APEX UW」とは真逆のモデルなので当然の結果でしょうが、まずボールが上がりません。「APEX UW」の16~17度に対して12~13度。これはボク的にキッチリ芯を食った感覚の数値なので、「APEX UW」の上がりやすさを体験した後ということを差し引いても、決して上がりやすいモデルではないと思います。その代わりといっては何ですが、操作性は高いです。「APEX UW」では持ち球を打とうとしても打てなかったけど、「APEX UTアイアン」は普通に打てます(笑)。むしろ、意識して打とうとしなくても、勝手に出たりして…。操作性が高く、意識しないスイングのミスにも反応してしまう感もありますが、打点も含めややシビアな部分はあると思います。飛距離的には平均で206yなので、飛んでいると思います。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS39.8m/s、初速54.8m/s、打ち出し角13.1度、バックスピン量3236.4rpm、サイドスピン-455.1rpm、飛距離206.2y

【ベスト】

HS39.9m/s、初速55.7m/s、打ち出し角12.2度、バックスピン量3359.5rpm、サイドスピン-532.3rpm、飛距離207.1y


打感はソリッド系。ゴルフ体験主義のソリッド系は単に硬いではなく、マイルドさとちょうど半々のイメージですが、この「APEX UTアイアン」はちょうどそんな感じでした。でも、打つ前のイメージはマイルド系だったので、これは想定外でした。音は気持ち高音強めの中高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には中弾道。決して上がりやすいモデルではありません。ある意味カットに打ってキッチリにつかまえられる技術がある方なら上がるかもしれませんが、まあ、普通に打っている分には上がりやすさは感じませんでした。スピン量はやや少なめな印象です。仮に低重心でスピン量が少ないとしたらもう少し上がってもいいような気もしますが、この辺のバランスはナゾでした。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。いろんな意味でシビアさがあるモデルなので、あれこれ考えるととんでもない結果になりそうです。むしろ何も考えずに振った方が、良い結果につながったりして…w


シャフトフィーリングと振り感ですが、シャープに振り切れるモデルだと思います。何も悩まずに、むしろ振り切った方が良い結果をもたらしてくれるような気もしました。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/sあたりにオススメ。でも、これはいわゆるビギナーやボールが上がらない方にはオススメできません。この「APEX UTアイアン」は、ある意味見たままのモデルで、弾道を操りたい上級者向けでしょう。アイアン好きなボクですが、ハッキリ言って、実戦で使えるイメージは湧きませんでした。

<キャロウェイ「APEX UTアイアン」UT>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:6▽操作性:9▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=17-4ステンレススチール+ウレタン・マイクロスフィア+タングステンインナーウエート+タングステンウエート、フェース=カーペンター455スチール

■ロフトバリエーション:18度、20度、23度

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)

■価格:各1本4万1800円 ※税込み