おはようございます。天気予報とにらめっこしながらラウンドを待つ。子供みたいな気分もゴルファーならではの楽しみですね。火曜日の朝活、「せれにゃん塾」塾長の青木瀬令奈です。今週のテーマは「音楽とゴルフ1」。関係ないようで、実は密接な関係があるんですよ~♪ 


音楽とゴルフには密接な関係があります
音楽とゴルフには密接な関係があります

ゴルフでは、自分の技術を最大限に生かすためにセルフコントロールが特に重要ですが、そんな時、音楽が大きな役割を果たしてくれます。好きな曲でも、テンションを上げたい時にはテンポのいいもの、気持ちを落ち着けたい時には心にしみるようなもの…。日常から、そんな風に音楽を聴いている方も多いと思います。それと同じことです。

私の場合、トレーニングをしているときはガンガンにテンションの上がる曲。スタート前の練習ではちょっと落ち着いている曲。そんな風にして自分の気持ちを上げたり、沈静化させたりしています。

最近すっかりはまっている宝塚歌劇団のエリザベートのアルバムは、これにちょうどいいんですよ。十数曲入っていて約1時間30分。コースに着いて練習場に行くときに聞き始めると、ちょうどいいところで終わって、いい感じでスタートできるというわけです。


曲を変えることでプレーのリズムを変えられる
曲を変えることでプレーのリズムを変えられる

父が音楽スタジオをやっていて、セレナーデ(小夜曲)から「瀬令奈」という名前をもらった私は、音楽とともに育ってきました。ジュニア時代から、ラウンド中に歩いているときは頭の中で音楽が流れている感じです。曲はいろいろですが、途中で変わることもよくあります。と、言うよりも、頭の中で流れている曲を変えることで気分を切り替える、と言った方がいいですね。

ボギーを打った後やミスショットした直後、ショットのタイミングがいまひとつの時など、曲を変えることでプレーのリズムを変えることができます。不機嫌そうな顔になっていたのが、違う曲が頭の中に流れることで笑顔になることだってできるのです。笑顔が出ると口元が緩み、肩の力が抜ける。これで、いい感じでプレーできたりもします。

日頃、キャディーをしてくれているコーチに自分の好きな曲の映像を見せて覚えてもらうこともあります。ラウンド中にテンションを上げたい時に歌ってもらうためです(笑い)。


最近はまっているのは宝塚歌劇団のエリザベート
最近はまっているのは宝塚歌劇団のエリザベート

ゴルフは歩いている時間が長く、その合間に集中力を高めて球を打つスポーツです。歩いている間に自分のリズムを上手に作り、セルフコントロールしながらプレーしてみてください。びっくりするほど1つ1つのショットのミスが減り、ゲームマネジメントがうまくいくようになるはずです。こうなればスコアアップ間違いなし!

◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日生まれ、群馬県前橋市出身。実家は音楽教室で、瀬令奈は「セレナーデ(小夜曲)」から名付けられた。身長153センチ。ゴルフ好きの父について7歳でクラブを握る。小柄ながら小技が抜群で、2006年日刊アマ全日本女子に史上最年少の13歳で優勝。数々の実績をアマチュア時代に残す。11年プロ転向。17年ヨネックスレディースで初優勝。18年賞金ランキング31位。三和シヤッター工業所属。

 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆取材協力=飯能グリーンCC(埼玉・飯能市)

 ◆撮影=横山健太