おはようございます。7月に入りました! 19年ももう後半ですね~。バリバリ行きましょう。火曜日の朝活「せれにゃん塾」塾長の青木瀬令奈です。今週のテーマは「アプローチ2~アプローチはイメージと雰囲気が大事」です。習得するとかっこいいし、スコアもよくなりますよ~。


どんな球を打つか、イメージしましょう
どんな球を打つか、イメージしましょう

グリーンを外してしまったとき、最初に考えるのは「どんなアプローチをするか」ということです。ライを見て、カップの位置を見て、グリーンの状態もチェック。どんな高さでどこに球を落として、どれだけ転がして寄せるか(入れるか)をイメージしましょう。タッチがわかれば、ラインも決まってきます。ここまでイメージを描いたら、使うクラブは自然に決まります。距離によって振り幅も定まってくるはずです。

球を高く上げたければロフトの大きいウエッジ。転がす距離が長ければロフトの小さいクラブになります。先にイメージ、それからクラブ選択です。クラブを選んでからイメージを描くのでは逆ですよ。まちがえないでください、大事なところです。



もう1つ、雰囲気も非常に大切です。“雰囲気”と言われてもなかなか難しいかもしれませんね。「感じを出す」という抽象的な言い方のほうが、みなさんがよく使う言葉でわかりやすいかもしれません。

プロのアプローチを見ると分かりやすいでしょうか。状況を確認してクラブを選び、アドレスしたら、どんなアプローチをするのか打つ前にわかるでしょう? もちろん、持ったクラブである程度わかると思いますが、さらに目線や、イメージを出すための素振りをすれば、ああ。球をこのくらい上げるんだな、とか、落としどころはあのへんだな、とか…。

テレビを見ていると、打つ前に狙いどころやアプローチの種類を解説で聞くことがありますよね? まさに、あれはそういうことをまとめているのです。



まとめてみますね。まずはイメージ。そこからクラブ選択。その後、目線と雰囲気です。目線を打ちたい方(アプローチの場合は上げたい高さ)に持っていくのはとても大切なことです。

雰囲気も含めてここまでイメージすることができたら、あとはその通りに振るだけです。「オーバーしたくない」とか「ミスしたらどうしよう」などという気持ちは捨てましょう。「キャリーで○ヤード、ランが○○。このクラブでこれだけ振れば大丈夫」と、自信を持って、球を上げたい高さに目線を置いて構えます。これで雰囲気も万全。後は、イメージ通りの振り幅でクラブを振るだけ。さあ、アプローチ名人の出来上がりです。

低い球の時は目線は低く、高い球の時は目線も高く。忘れないでくださいね。

◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日生まれ、群馬県前橋市出身。実家は音楽教室で、瀬令奈は「セレナーデ(小夜曲)」から名付けられた。身長153センチ。ゴルフ好きの父について7歳でクラブを握る。小柄ながら小技が抜群で、2006年日刊アマ全日本女子に史上最年少の13歳で優勝。数々の実績をアマチュア時代に残す。11年プロ転向。17年ヨネックスレディースで初優勝。18年賞金ランキング31位。三和シヤッター工業所属。


 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=横山健太

 ◆取材協力=飯能グリーンCC(埼玉・飯能市)