おはようございます!いよいよ9月!暦の上では秋です。ゴルフシーズンですよ~!って皆さんには一年中かな? 火曜日の朝活「せれにゃん塾」塾長の青木瀬令奈です。今週のテーマは「フェアウエーウッド(FW)とユーティリティー(UT)<2>~ミスしない打ち方~」です。苦手意識がある人も、読んで克服してください。


<1>ヒザの高さを変えないこと
<1>ヒザの高さを変えないこと

フェアウエーど真ん中からのセカンドショット。でも、いいポジションであればあるほど、力が入ってとんだミスをしてしまうことは少なくありません。ものすごくもったいない、残念な気持ちになりますよね。モチベーションもガクンと下がり、アプローチでもミス…。スコアはガタガタです。そんなことのないように、FWとUTのミスをしない打ち方をしっかり身につけましょう。

大きなポイントは3つあります。<1>ヒザの高さを変えないこと<2>上下動しないこと<3>前傾角度を変えないこと。いずれも、体が暴れずに、スイングするためのポイントですね。


<2>上下動しないこと
<2>上下動しないこと

ヒザの高さを変えない、というのはどんなショットでも大切なことです。先週、FWやUTでもはらうのではなくターフを取っていい、というお話をしましたが、これは、打ちこむ、ということではなく、ソールの広いクラブが滑るに任せる、という意味です。その過程で、薄いターフは取っていい、ということ。ボールの手前で大きくダフってしまうのはもちろんNGだからです。ただし、ヒザの高さを変えないからと言って、下半身をガチガチに固める必要はありません。ヒザが横に少しスライドするくらいならOKです。


<3>前傾角度を変えないこと
<3>前傾角度を変えないこと

上下動しない、というのと、前傾をキープするというのは、やはり、どちらもインパクトでアドレスの状態に戻るために必要なこと。できないと、ティーショットと違って芝の上から直接打つ場合には、きちんとボールを捉えられないからです。一番多いのは、バックスイングで上体が起き上がってしまって、ダウンスイングで前傾しすぎてしまうこと。ヒザの高さが変わっていなくても、上体がこれでは、やはり正しいインパクトは迎えられません。いったん起き上がってしまった体を戻すのは大変だし、クラブの重心位置が変わってしまってインパクトが不安定になります。その結果、大きくダフってしまったり、トップしてしまったりします。

FWやUTはクラブが長いので、横に振られてしまいがちです。原因として多いのは、アドレスで前傾し過ぎてしまうこと。これを防ぐにはまず正しいアドレスを取るように心がけましょう。


◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日生まれ、群馬県前橋市出身。実家は音楽教室で、瀬令奈は「セレナーデ(小夜曲)」から名付けられた。身長153センチ。ゴルフ好きの父について7歳でクラブを握る。小柄ながら小技が抜群で、2006年日刊アマ全日本女子に史上最年少の13歳で優勝。数々の実績をアマチュア時代に残す。11年プロ転向。17年ヨネックスレディースで初優勝。18年賞金ランキング31位。三和シヤッター工業所属。


 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=浅見桂子

 ◆取材協力=白水ゴルフ倶楽部(群馬・渋川市)