関西大大学院の宮本勝浩教授らの試算によると、男子ゴルフで史上最年少の賞金王に輝いた石川遼(18)の経済波及効果が341億4500万円に上ることが16日、分かった。

 それによると、CM出演企業の売り上げ増加、ギャラリー増による消費、グッズの売り上げアップ、賞金獲得総額など直接効果が約153億円。そして、その波及による額をプラスすると合計で341億4500万円になるという。

 宮本教授らは石川がプロに転向した昨年の経済波及効果を約202億円とし、1年で大幅増となったとしている。

 この額は2006年にプロ野球中日が日本一になった場合について、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが試算した東海3県(岐阜、愛知、三重)での約220億円を上回り、個人では驚嘆すべき数字としている。