2年ぶりの賞金女王返り咲きを目指す森田理香子(25=リコー)が、日本人最高位の2位に入った。「良すぎです。予想してなかった結果」と笑顔を浮かべた。

 オフに初の単身海外合宿を、米フロリダ州オーランドで40日間こなした。打ち込み、練習の量に充実感を得た。「スイングは昨年より良くなっていると思う」という自信と裏腹に「本番でどういうショットが出るか不安だった」とこぼすなど、確信を持てない状態で開幕戦を迎えていた。

 この日は快ショットを連発した。4打差4位でスタート。1番パー4で残り117ヤードの第2打を、9番アイアンでピン60センチへ。2番パー4も右ラフから残り119ヤードの第2打をピッチングウエッジでピン30センチへ。文句なしの連続バーディーで滑り出し、66をマークした。「プレーしていくうちに、風にも対応して、慣れも出てきて、安心して振れるようになった」と振り返った。

 昨季賞金ランク4位までを海外勢に占拠された日本ツアーにあって、森田にかかる期待は大きい。「不安はまだあります。来週、予選落ちするかもしれへんし…」と苦笑いを浮かべるが、打倒海外勢の筆頭候補はやはり彼女しかいない。