女子ゴルフの樋口久子さん(69)が昨年10月に文化功労者に選ばれたことを受け、16日に都内で祝賀会が開かれ、多くの女子プロや男子の青木功(72)、関係者ら約750人がお祝いに駆けつけた。

 樋口さんは通算72勝の実績と同時に、11年まで務めた日本女子プロ協会会長としての貢献が評価され、ゴルフ界では初の選出だった。

 青木は樋口さんが海外で活躍した70年代を振り返り「チャコ(樋口さん)ができるなら、自分にもできるんじゃないか」と、後の海外進出への刺激になったという話を披露した。

 また、特別ゲストとして漫談家の綾小路きみまろ(64)が登場。得意の「中高年ネタ」で笑わせた。綾小路と知り合いだった樋口さんが「来ていただいた皆さまに、笑って、楽しんで帰っていただきたい」という意図からお願いしたという。樋口さんは今後について「ゴルフを楽しみたい」と話すと同時に、「何歳になってもうまくなりたいと思う」とも。プロの自覚として「一緒に回るお客さまに下手なショットはお見せできない」と、時間があれば練習場にも行くと明かした。