男子ゴルフのダンロップフェニックスは19日、宮崎・フェニックスCC(7027ヤード、パー71)で開幕する。

 国内ツアー2週連続6戦目の石川遼(24=CASIO)は18日、出場予定のプロアマ戦が雷雨で中止になった後、取材に対応。「調子はずっと悪くない。いつ6アンダー(65)が出るか、という状態です」と優勝争いへの自信をちらつかせた。

 9月のANAオープンで優勝後、国内で3試合に出場して52位、6位、24位。「ドライバーはスイング軌道がダウン気味からレベルになり、良くなってきた。先週(三井住友VISA)はアイアンが、ドライバーと同じレベルのスイング軌道だったせいか、よくなかったけど、昨日、アドレスでボールを1センチか、半個ほど右側に置くようにして、いい感じになった」。またパターはエースのL字マレットでなく、センターシャフトのマレットを使うことを検討中。「もともと6年前に作ってもらったもの。ストローク矯正に使ったりしてきた。違和感はないです」という。

 来週のカシオ・ワールドではジュニアで頑張る高1の弟航(わたる)君が初めてキャディーを務める。

 「弟は僕と違って、勉強もすごく優秀。ゴルフも最近頑張っているし『キャディー、やってみる?』と話を振ったときも、すごくうれしそうで。将来、プロになりたいんじゃないかな」。弟に“兄の威厳”を見せるためにも、V争いを演じるつもりだ。