女子ゴルフのニッポンハム・レディースが8日、北海道・アンビックス函館倶楽部上磯GC(6362ヤード、パー72)で開幕する。

 北海道出身の菊地絵理香(27=オンワードHD)は7日、プロアマ戦に出場。ご当地プロの意識がさぞ強い、と思いきや…実は微妙だった。

 「函館でプレーするの、初めてなんで…。(故郷に)帰ってきたって意識も、うーん…ないですね」と苦笑いを浮かべた。

 北海道は広い。菊地は苫小牧市生まれで現在実家があるのは千歳市。開催コースまで車で3時間半かかるという。「応援に来る知り合いは、いないんじゃないですか? だって函館は小学校の修学旅行の場所ですからね」と笑った。

 とはいえ、今週はイ・ボミ、テレサ・ルー、渡辺彩香、大山志保ら全米女子オープン組が出場しておらず、フィールドは薄い。コースの芝は北海道に多い洋芝。粘りが強い上、今大会のラフは深めで、第1打を曲げると即ボギーという状況も多そう。「北海道の人間だからと言って、洋芝の対応がうまいなんてことはないですよ。難しいものは難しい。だから、フェアウエーキープがまず第1。優勝スコアは、10アンダーはいかないんじゃないですかね」。“準地元プロ”は日々70前後のスコアを狙い、上位をうかがっていく。