男子ゴルフのフジサンケイ・クラシック(9月1日開幕、山梨・富士桜CC)の練習ラウンドが30日、同コースで行われた。

 自身初の2週連続優勝がかかる石川遼(24=CASIO)は、諸藤将次(31=セガサミーホールディングス)重永亜斗夢(27=ホームテック)とともに午後からイン9ホールを回った。

 09、10年と連覇を飾っている大会には4年ぶりの参戦。「嫌いなホールはないです。好きなホール? むしろ全部のホールが好きですね。3番のパー5とか5番のパー4。誰が回っても難しい。17番のパー5も結構好きです。飛距離が出る選手ほどショートカットができる。ただ、飛ぶだけで攻略できるコースではないのが好きです」と話す。

 腰痛による長期離脱からの完全復活へ、道半ばであることは誰よりも自覚している。前週のRIZAP・KBCオーガスタは09年以来2度目の完全優勝で2位に5打差をつけたが「半年間ほぼ試合に出ていなくて、ゼロだった自信がやっと10%か20%に上がったくらい。(ゴルフの)出来としては50、60%。上の舞台で勝つためには、もっと良くしないといけないところがたくさんある」と分析する。

 特に「日によって毎日同じではない。調整が必要」と話すドライバーショットは、この日も打ち直しが目立った。だからこそ「スコア、順位より、自分のガンガン攻めていくスタイルを木曜(第1日)から日曜(最終日)やっていくこと。その中で見えてくることがあると思う」と内容にこだわって戦うつもりだ。