昨年覇者の松山英樹(24=LEXUS)が通算17アンダーの267で並んだウェブ・シンプソン(米国)とのプレーオフを制し、単独で日本勢最多となる米ツアー通算4勝目を飾った。大会連覇は自身初。米ツアーの大会連覇も日本人初となる。

 一問一答は以下の通り。

 -連覇達成により米ツアーポイントランクでもジャスティン・トーマスを抜いて再びトップに立った

 松山 いいプレーかどうかは分からないですけど、ホントに勝つことができてうれしいと思います。

 -大変な1日だった

 松山 なかなかこう、チャンスにつけても入らなかったり、もうちょっと近くにつけられるんじゃないかなっていうショットも多かったと思いますし、その中でよく、崩れそうになりながら崩れず、最後までよく粘れたと思います。

 -3番のイーグルが大きかった

 松山 あのイーグルで今年もいけるんじゃないかなというのはありましたし、そういうきっかけが1つあったので良かったと思いますね。

 -後半苦しんだ

 松山 もうちょっとパットがしっかり打てれば、余裕で勝てたんじゃないかなというのはありますけど、勝つことができて良かったなと思います。

 -正規18番でバーディーパットを決められず、プレーオフに入った

 松山 (18番は)そんなに簡単なラインじゃなかったですし、しっかり打てるような距離でもなかった。ただ、あのひと転がりが転がらないかなとは思いましたけど。(プレーオフは)早めに決めないと、たぶん負けるだろうなとずっと思っていたので、そこで4ホールまでもって勝てたのが、すごく不思議な感じがします。

 -今年もプレーオフの決着は17番

 松山 去年に比べたら自分がいっぱいいっぱいの状況だったので、早めに決着をつけないと、僕の今の状態じゃ崩れるんじゃないかという気持ちがあった。プレーオフの1ホール目(のパット)が入らなくて、2ホール目、3ホール目もミスしてという感じだった。そういう時にウェブ(シンプソン)が、あとひと転がりとか(ラインが)ひと筋違ったおかげで最後に勝つことができた。それはラッキーだったかなと思う。

 -昨年優勝した時はずっとプレーオフを続けていたいと話していた

 松山 今年はプレーオフをやりたくなかったです(苦笑)。去年は全然余裕で、何ホールでもいけるよという感じだったんですけど、今年は早く終わってくれと思っていました。自分の状態が去年ほど自信を持って打てる状況じゃなかったですし、レギュレーション(正規)のあれ(18番)が入ってくれていたらどれだけ楽なのかと(笑い)。

 -日本人最多4勝

 松山 丸山さんの3勝を早く超えたいと思っていたので、ここで超えることができてうれしい。日本で一番のプレーヤーかと言われたら、僕はまだそうは思わないですけど、しっかりとそうなっていけるように頑張りたいなと思います。

 -次はアジア人最多となる崔京周の8勝

 松山 4から8に一気に跳べるんだったら楽ですけど、跳べないので(笑い)。1つでも多く優勝できるように頑張りたいなと思います。

 -連覇はすごい選手ばかり(ベン・ホーガン、ジミー・デマレット、ロイド・マングラム、アーノルド・パーマー、ジョニー・ミラーの米国人5人)

 松山 すごい選手ばっかりなので、できたらいいなと思っていました。できて良かったです。

 -マスターズに向けて、少しは自信になる

 松山 …。微妙ですね。最後の方だけじゃなくて、オーガスタにいったら全然ダメなところがたくさん見えてきますし、プレーオフを4ホールやったくらいでへばっているようじゃ、話にならないと思うので、しっかりとオーガスタまでトレーニングしたいなと思います。

 -優勝のお祝いは

 松山 お祝い? 何か買うとかですか? 買わないです。(チームのみんなと)お酒を飲むくらいですね。(この後)移動して、時間があれば飲みたいなと思います。