3月2日スタートの女子ツアー開幕戦ダイキンオーキッド・レディース(沖縄・琉球GC)に出場する諸見里しのぶ(30=ダイキン工業)と上原彩子(33=モスバーガー)の沖縄出身プロ2人が21日、沖縄入りし、那覇空港で歓迎セレモニーが行われた。

 大会冠スポンサーの所属でもある諸見里は、アマチュア時代から含めて14年連続17回目の出場。昨季はツアー出場が7試合と“休養”に充てたが、今季は最終QT32位の資格で復活を目指す。

 「昨年はしっかり体を治すことができたし、自分とも向き合えた貴重な1年でした。ダイキンオーキッドは30回の記念大会で、私も30歳。私はダイキンさんに育ててもらったと言ってもおかしくないので、恩返しの意味も込めて、優勝争いに加わりたいと思っています」。ツアー通算9勝を誇るが、今大会最高位は10年大会の2位。念願の大会制覇へ、意欲を口にした。

 一方、主戦場の米ツアーからの参戦となる上原は19年連続19回目の出場。ツアー通算3勝ながら、諸見里同様に今大会優勝はなく、最高成績は09年大会の2位だ。

 上原は今季すでにバハマ、オーストラリアで米ツアー競技2戦に出場している。「体もいい感じで仕上がっている」という。「ダイキンオーキッドは地元開催だし、他の大会に比べて、自分の意気込みも違います。アマチュアで出場して、プロになりたいという気持ちにさせてくれた大会。地元沖縄の人や多くのファンが喜んでくれるよう、盛り上げたいです」と抱負を語った。