今年も外国勢が国内女子ツアー優勝争いの中心になるのは間違いない。2年連続で賞金女王となったイ・ボミ(28=韓国)以外にも、すでに日本での実績も十分な申ジエ(28)全美貞(34)李知姫(38)アン・ソンジュ(29)の韓国勢やテレサ・ルー(29=台湾)ら強豪たちがしのぎを削る。

 昨年はツアー37戦のうち、日本人が勝ったのは14回だけ。半分にも満たなかった。賞金ランクトップ10を見ても、日本人は笠りつ子(3位)鈴木愛(5位)菊地絵理香(10位)の3人だけ。一昨年はトップ10のうち半分が日本人だったが、上位5人はすべて外国勢。それほど現在の国内ツアーに出場する外国人のレベルは高い。

 その上、今年はここに新たな韓国勢が加わることになる。17年ツアー出場権をかけた昨年の最終予選で4位に入ったイ・ミンヨン(24)同5位のユン・チェヨン(29)だ。同45位のアン・シンエ(26)も多くの試合で出場可能になる。ユンとアンはルックス面でも韓国国内で高い人気を誇り、日本でもイ・ボミやキム・ハヌルから続く、美人韓国人プロの系譜を継ぐ存在になるだろう。