英国の伝統的ゴルフコース、ミュアフィールド・リンクスの運営団体は14日、女性会員に門戸を開く規定の変更を会員の投票で承認したと明らかにした。賛成票が80・2%を占めた。

 昨年の投票では、改定に必要な3分の2にわずかに及ばない64%の支持にとどまり女性会員受け入れ案を否決。この結果により全英オープン選手権の会場ローテーションから外されていたが、同選手権を主催するR&Aのスランバーズ最高責任者は14日の声明で、今後は開催コースの一つとなると述べた。

 英国では会員を男性に限定してきた伝統コースで女性を受け入れる動きが進んでいる。「ゴルフの聖地」と呼ばれるセントアンドルーズを拠点とするロイヤル・アンド・エンシェント・クラブは2014年に門戸開放を決定。その後、ロイヤルトルーンGCなどが続いた。

 日本では20年東京五輪の会場となっている霞ケ関CC(埼玉県川越市)が、正会員に女性を認めるよう国際オリンピック委員会(IOC)から規定の変更を求められている。