女子ゴルフツアーのアクサ・レディースが24日、宮崎・UMKCC(6484ヤード、パー72)で開幕する。

 堀奈津佳(24=フリー)と堀琴音(21=東芝)は23日、プロアマ戦に出場。今季初の姉妹出場を前に調子を整えた。

 妹琴音は昨年の大会で3位と好相性のコースで、待望のツアー初優勝を狙う。「ショットもパットもいいイメージがわくんです」。先週はやや調子が悪かったショットも、右に向きがちだったアドレス時のフェース向きを修正した。この大会では姉奈津佳が4年前にツアー初優勝しており、姉妹同一大会優勝となれば、ツアー初。「今週、それを狙えるのは私だけなので、目指したい。(13年大会の)お姉ちゃんの優勝を生で見たから、私もぜひ見て欲しいです」と意欲満々だ。

 一方、姉奈津佳は今季初戦。「調子はまずまずですが、それが試合でできるかどうか…」。プロ3年目の13年に2勝してブレークしたが、15年にシード落ち。今もスランプが続く。このオフは1月中旬から約1カ月半、米フロリダ州オーランドで合宿。前半は妹と一緒だったが、後半は基本的に1人で過ごし、自分を見つめ直す時間をつくった。

 「ショットがここ何年も良くなくて、自分1人で(頭を)整理する必要があると思ったんです」。現地で2人の米国人コーチにみてもらったが、2人とも「切り返しからのスイング軌道、フェースの入り方」の問題を指摘したという。「やっぱりそこなんだ、と。そこを気をつけてプレーしたい。迷わず、ゲームに集中したいです」。まずは15年7月サマンサタバサレディース以来、出場23戦ぶりの予選通過を目指す。