矢野東(39=フリー)は14年に不振に陥り、03年から守ってきた賞金シードを失った。だが1年で復帰を果たし、昨年2月のレオパレス21ミャンマー・オープンではアルバトロスをマークするなど復調ぶりを示し、3年ぶりのトップ10となる2位。その後も予選落ちは3回だけと、安定したゴルフで賞金ランク34位の3462万3195円を稼いだ。

 今年も得意のミャンマーでは6位に入り、幸先よいスタートを切った。賞金シードの確保は大事だが「シードを考えたプレーはしたくない。もっと上を目指している」と理想は高い。

 08年にはブリヂストン・オープン、ANAオープンと2勝を挙げ、賞金ランク2位(1億3706万4052円)に入った。だがそれ以来、優勝からは遠ざかっている。今季は是が非でも9年ぶりの通算4勝目をつかみ取りたい。