小平智(27=Admiral)が7バーディー、2ボギーの66で回り、首位と2打差の2位につけた。

 2番でボギーが先行したが「(グリーン左の)池に入れてのナイスボギー」と引きずらなかった。6番から連続バーディー。後半も4つのバーディーを積み重ねた。好スコアの要因となったのが「よく入りました」と振り返ったパット。ヘッドを一回り小ぶりにしたパターを今週から投入。「ミスもいい感覚も、手にダイレクトに伝わる」とフィーリングを研ぎ澄ませ、リズムよくカップに沈めていった。

 舞台の千葉CC梅郷では「13番でホールインワンをして勝った」という09年朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権、1打差の2位だった14年日本オープンなど好成績を残してきた。「木に囲まれているから、目標を捉えやすい。好きなコースです」とうなずく。16番パー3(204ヤード)では、8番アイアンでピンそば20センチにつけてバーディー。ホールこそ違うが「入りそうでした」と、学生時代を思い起こさせるようなスーパーショットもあった。

 今季日本ツアーはここまで3試合をいずれも外国人が制している。「日本の試合ですし、日本人が勝つ方が盛り上がる。僕自身、前半早めに勝ちたいと思っているので、外国人選手に負けないようにしたい」と力を込めた。