昨年大会覇者の賞金王池田勇太(31=フリー)が4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの73で回り、2オーバーの85位と出遅れた。

 3月のデル・マッチプレー、マスターズ、そして前週RBCヘリテージと米ツアーを転戦し、開幕2日前の午後に帰国という強行日程で迎えた今季国内初戦。「体がつらかったことは確か。でも、それは分かっていたことなので、理由にはならない」。午前7時40分という早いスタートだったが、3時間前の4時40分には宿泊するホテルでアップを開始。ルーティンを崩すことなく準備は整えた。

 ただ、疲労の影響が顕著に現れ始めた後半は「いいところなし」。体が思うように動かなくなったことに加え「手のむくみもあって、グリップも思うように握れなかった。特に細かいパットでうまく(感覚を)出せなかった」。7番で4パットのダブルボギーをたたくと、続く8番もバーディーこそ奪ったが第2打はクラブを握ったままフィニッシュを決めることができなかった。

 第2日は午後スタートということもあり、休養や調整に充てる時間が比較的残されている。「今日は残念な結果になったけど、明日は、また新たな気持ちでやりたい。(疲労の影響は)今日が一番出ると思うし、明日の方が多少なりとも良くはなるんじゃないか」と切り替えを強調していた。