ゴルフのルールを統括するR&Aと米国ゴルフ協会(USGA)は25日、規則変更を発表し、ビデオ映像による違反の適用を制限し、今後はテレビ視聴者などからの指摘によって選手に自動的に罰打が科されることはなくなると発表した。肉眼で違反がないと確認されたプレーであれば、選手は罰打を免れる。

 2日まで米カリフォルニア州で行われた女子メジャーのANAインスピレーションでは、視聴者の指摘がもとでレキシー・トンプソン(米国)が前日のプレーに起因する4打の罰を最終ラウンド途中で受けた。優勝を争っていたL・トンプソンはプレーオフで敗れ、多くの選手から「視聴者は審判になるべきではない」などと批判の声が出ていた。