今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダーの136で首位の座をキープした。

 10番スタートから辛抱強くパーを並べていたが、17番で今大会初のボギーをたたいた。悪い流れは続き、18番もティーショットが右のラフへ。第2打はグリーンをオーバーして奥のラフ、第3打は左足下がりの難しいアプローチが反対側のエッジまで転がった。第4打も3メートルショートしたが、これをねじ込んでダブルボギーを回避。ホールアウト後には「17番がボギーで、18番はティーショットもセカンドも悪くて…。半分キレながら打ちました」と苦笑交じりに振り返った。

 重要な局面で心は荒れていたが、誰にも気付かせなかった。「隠していたつもりはないんですけど…」と、無意識に貫けていたポーカーフェース。“怒り”のパットで踏みとどまり、1番のロングホールでは完璧なドライバーショットから3番ウッドでグリーン奥まで運んでバーディー。「流れを変えるためにもバーディーを、と思っていた。そのとおりになって良かった」。その後も3つのバーディーを奪い、トップで決勝ラウンドへ進んだ。

 初優勝に向け「まだ2日目。明日もアンダーパーで回って、4日目に勝負したい」。最後まで、やはり表情は崩れなかった。