濃霧のため最終日13日の競技が中止となり、12日の第1日の結果で各成績が決定。個人女子は原田葵(茨城・日本ウェルネス3年)と高橋しずく(神奈川・厚木北2年)が、3アンダー69で優勝。原田は2連覇で、2年続けて最終日が濃霧中止と珍しいケースとなった。個人はシード3人を除く上位31人が全国大会(8月2~8日、山口・宇部72CC)に進出した。

 第1日個人首位タイで発進すると、最終日が濃霧と雨で中止。もう1人の優勝者となった原田は昨年と同じような展開に驚いた顔を見せた。この日はアウトからスタート、15番の第1打後に一時中断となり、そのまま終了となった。「もしプレーオフができるなら、本当にやりたかった。今年こそすっきりと勝ちたかった」と残念がった。

 しかし、それも一瞬ですぐ気持ちを切り替えた。20日からの日本女子アマ、神奈川県アマ、日本ジュニアと試合が続く。「初出場の日本女子アマで、4日間アンダーパーで回りたい」と意欲を燃やす。来年プロテストに挑戦する予定だが、目下のところはアマチュアの大会に専念する。ここでパターとアプローチにじっくりと磨きをかけ、来年勝負する。