◆最終日ダイジェスト


フラッシュインタビューで笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)
フラッシュインタビューで笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)

 最終ラウンドが行われ、6打差の14位からスタートした松山英樹は8バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算12アンダーの276で2位に入った。メジャーでは自己最高で、1980年の同選手権での青木功に並ぶ日本勢最高順位。賞金105万12ドル(約1億1700万円)を獲得し、ロイター通信によると世界ランキングは4位から日本勢史上最高を更新する2位に上がる。


 1打差の2位から出た27歳のブルックス・ケプカ(米国)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算16アンダーでメジャー初優勝を飾った。米ツアーでは2015年以来の通算2勝目で、賞金216万ドル(約2億4000万円)を獲得した。ブライアン・ハーマン(米国)が松山と並ぶ4打差の2位となった。


 小平智は76で通算3オーバーの46位、宮里優作は79と崩れて9オーバーの60位に終わった。


◆松山英樹 通算12アンダー2位タイ


松山は18番でバーディーを決め、帽子を取ってファンにあいさつする(AP)
松山は18番でバーディーを決め、帽子を取ってファンにあいさつする(AP)
7番、ティーショットを打った松山は進藤キャディーと談笑しながら第2打地点へ向かう(撮影・亀山泰宏)
7番、ティーショットを打った松山は進藤キャディーと談笑しながら第2打地点へ向かう(撮影・亀山泰宏)
6番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
6番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)

◆最終日コメント 「いいプレーができたので満足はしている。ここまで上位にこられたのはうれしい。ただ(4日間のうち)2日は良くなかったので、もう少しできたのではないかという気持ちもある。ショットはいい感じになっていた」


▼最終日 6アンダー66


ホールOUT
パー54444354336
最終日44433454334


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
最終日43334524432


◆小平智 通算3オーバー46位


6番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)
6番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)

◆最終日コメント 「前半はすごくいいゴルフだった。9番でダブルボギー、15番はロストボールにしたが、その後も落ち着いてプレーできた。4日間戦えたことはすごく収穫になった。これから日本でも暴れて、いずれはアメリカ(ツアー)に挑戦したい」


▼最終日 4オーバー76


ホールOUT
パー54444354336
最終日53454344537


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
最終日44426734539


◆宮里優作 通算9オーバー60位タイ


1番、第2打を放つ宮里(撮影・亀山泰宏)
1番、第2打を放つ宮里(撮影・亀山泰宏)

◆最終日コメント 「朝から風が強く、アイアンもドライバーも自分のスイングができなかった。悪いイメージしか残らなかった。課題はいっぱいありすぎて分からないほど。来月は全英もあるので、しっかり対策をしたい」


▼最終日 7オーバー79


ホールOUT
パー54444354336
最終日54444455338


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
最終日55446534541



◆第3日ダイジェスト

 8位からスタートした松山英樹は4バーディー、3ボギーの71としたが、通算6アンダーの210で首位と6打差の14位に後退した。


 ブライアン・ハーマン(米国)が67で回り、通算12アンダーで単独首位に立った。ジャスティン・トーマス、ブルックス・ケプカ(ともに米国)、トミー・フリートウッド(英国)が1打差で2位。さらに1打差の5位にリッキー・ファウラー(米国)が続いた。


 小平智は73で回り、通算1アンダーで35位、宮里優作は76と振るわず、2オーバーで51位となった。


◆松山英樹 通算6アンダー14位タイ


4番、バンカーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
4番、バンカーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
7番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
7番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
9番、バーディートライのラインを読む松山と進藤キャディー(撮影・亀山泰宏)
9番、バーディートライのラインを読む松山と進藤キャディー(撮影・亀山泰宏)
18番、ティーショットが右に出た松山はギャラリーに注意を促す。右は同組のスネデカー(撮影・亀山泰宏)
18番、ティーショットが右に出た松山はギャラリーに注意を促す。右は同組のスネデカー(撮影・亀山泰宏)

◆第3日コメント 「前半はショットが思うようにいかず、パットは最初から悪かった。ショットを立て直してから、パットがもっとひどくなった。ビッグスコアが出せれば、まだまだ諦める位置ではないと思う。(最終日は)スコアを出せるように頑張りたい」


▼第3日 1アンダー71


ホールOUT
パー54444354336
第3日53444353334


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第3日54444534437


◆小平智 通算1アンダー35位タイ


4番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)
4番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)

◆第3日コメント 「10番でダブルボギーを打ってから気持ちが吹っ切れた。このコースでバーディー五つは自信になる。一打でもスコアを良くして日本に帰りたい」


▼第3日 1オーバー73


ホールOUT
パー54444354336
第3日54455363338


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第3日63334425535


◆宮里優作 通算2オーバー51位タイ


4番、ティーショットを放つ宮里(撮影・亀山泰宏)
4番、ティーショットを放つ宮里(撮影・亀山泰宏)

◆第3日コメント 「パッティングが悪くて、全然ゴルフにならなかった。ティーショットも荒れて深いラフに入れてしまった。最終日はしっかり立て直したい」


▼第3日 4オーバー76


ホールOUT
パー54444354336
第3日64454253336


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第3日55426444640



◆第2日ダイジェスト


 82位からスタートした松山英樹が7バーディー、ボギーなしでこの日の最少に並ぶ65をマークし、通算5アンダーの139で首位と2打差の8位に浮上した。


 小平智は69と伸ばし、70の宮里優作と並んで通算2アンダーで24位につけた。74の池田勇太は2オーバーで予選通過に1打及ばず。76の谷原秀人は4オーバー、73の今平周吾は5オーバーで予選落ちした。


 ポール・ケーシー、トミー・フリートウッド(ともに英国)ブライアン・ハーマン、ブルックス・ケプカ(ともに米国)が通算7アンダーで首位に並んだ。前日首位のリッキー・ファウラー(米国)ら3人が1打差の5位。昨年覇者のダスティン・ジョンソン(米国)は4オーバーで予選落ちした。


◆松山英樹 8位タイ


1番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
1番、ティーショットを放つ松山(撮影・亀山泰宏)
4番、バーディーパットのラインを読む松山。左は進藤キャディー(撮影・亀山泰宏)
4番、バーディーパットのラインを読む松山。左は進藤キャディー(撮影・亀山泰宏)
6番、バーディーパットを沈めてギャラリーの声援に応える松山(撮影・亀山泰宏)
6番、バーディーパットを沈めてギャラリーの声援に応える松山(撮影・亀山泰宏)
9番、バーディーパットが惜しくも外れて悔しがる松山(撮影・亀山泰宏)
9番、バーディーパットが惜しくも外れて悔しがる松山(撮影・亀山泰宏)
18番、ホールアウトした松山はラームと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)
18番、ホールアウトした松山はラームと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)
ホールアウト後のインタビューで笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)
ホールアウト後のインタビューで笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)

◆第2日コメント 「パットがすごく良くなった。ショットはまだフィーリングが合っていない部分がある。内容に満足するところはないが、結果が出ることがしばらくなかったので良かった。すごく大きなラウンドになった」


▼第2日 7アンダー65


ホールOUT
パー54444354336
第2日43434243330


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日44425434535


◆小平智 24位タイ


10番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)
10番、ティーショットを放つ小平(撮影・亀山泰宏)

◆第2日コメント 「後半はもう少しいけたかなとも思うけど、予選通過という第一関門を突破したのでまずは目標達成。ショットは元々良かったけれど、パットがよく入ってすごくいいゴルフだった」


▼第2日 3アンダー69


ホールOUT
パー54444354336
第2日43434354333


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日53336434536


◆宮里優作 24位タイ


17番、パーセーブしてギャラリーの拍手に応える宮里(撮影・亀山泰宏)
17番、パーセーブしてギャラリーの拍手に応える宮里(撮影・亀山泰宏)

◆第2日コメント 「惜しかった。伸ばせそうで伸ばせなかった。でもアンダーパーを出したかったので、一つ目標はクリアできた。ティーショットはフェアウエーに打てたのでピンを狙う条件はそろっていたのに、なかなか攻められなかった。これがメジャーなのかなと思う」


▼第2日 2アンダー70


ホールOUT
パー54444354336
第2日54444354336


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日54335424434


◆池田勇太 69位タイ


9番、ホールアウトした池田は坂井キャディーと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)
9番、ホールアウトした池田は坂井キャディーと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)

◆第2日コメント 「あの2つのダボが余計だった。最低限の目標も達成できなかった。悔いが残る」


▼第2日 2オーバー74


ホールOUT
パー54444354336
第2日55463444338


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日64324534536


◆谷原秀人 92位タイ


◆第2日コメント 「パットはいいのを決めていたが、ショットが不安定だった。予選通過ラインはだいたい分かっていたが(17、18番で落とし)最後に悪いところが出てしまった。調子を上げられなかった自分が悪いと思う」


▼第2日 4オーバー76


ホールOUT
パー54444354336
第2日44445454236


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日54535336640


◆今平周吾 102位タイ


◆第2日コメント 「自分のパットが最後までできていなかった。バーディーパットが入らないと気持ちが乗ってこない。今週はパットが入らなかったのが予選落ちにつながった。もっと経験が必要。来年また戻って来られるようにしたい」


▼第2日 1オーバー73


ホールOUT
パー54444354336
第2日44444354436


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第2日44435535437



◆第1日ダイジェスト


 世界ランク4位の松山英樹は1イーグル、4ボギーの74で回り、2オーバーで首位と9打差の82位だった。


 日本勢では宮里優作、谷原秀人、池田勇太がイーブンパーの45位。小平智が1オーバーの61位。今平周吾は4オーバーの114位だった。


 松山と同組で回ったリッキー・ファウラー(米国)が7バーディー、ノーボギーという完璧な内容で65をマーク。7アンダーで単独首位に立ち、メジャー初優勝へ好発進した。


※成績の赤字はバーディー以上、青字はボギー以下


◆宮里優作 45位タイ


4番、ティーショットを放つ宮里(撮影・亀山泰宏)
4番、ティーショットを放つ宮里(撮影・亀山泰宏)

◆第1日コメント 「前半にいい流れをつくったのに、後半に生かせなかったのが悔しい。ティーショットが良かったので、アンダーパーで回りたかった。2日目も丁寧にプレーしたい」


▼第1日 イーブン72


ホールOUT
パー54444354336
第1日63534354235


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日43436534537


◆谷原秀人 45位タイ


10番、ティーショットを放つ谷原。右は谷口キャディー(撮影・亀山泰宏)
10番、ティーショットを放つ谷原。右は谷口キャディー(撮影・亀山泰宏)

◆第1日コメント 「ティーショットはフェアウエーに行ったが、アイアンが悪くセカンドでトラブルになった。ショットの修正はできたので、追い上げはできると思う」


▼第1日 イーブン72


ホールOUT
パー54444354336
第1日64444353336


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日44436434436


◆池田勇太 45位タイ


17番、バーディーを奪った池田は坂井キャディーとグータッチ(撮影・亀山泰宏)
17番、バーディーを奪った池田は坂井キャディーとグータッチ(撮影・亀山泰宏)

◆第1日コメント 「前半(41)と後半(31)で10打違う。こういうゴルフは初めて。5オーバーまで落としたので、開き直れた。後半は気を楽にプレーしたらうまくいった。まさかイーブンまで戻せるとは思わなかった」


▼第1日 イーブン72


ホールOUT
パー54444354336
第1日55444465441


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日34325433431


◆小平智 61位タイ


第1ラウンド、1番でティーショットを放つ小平智(共同)
第1ラウンド、1番でティーショットを放つ小平智(共同)

◆第1日コメント 「前半は緊張もあったし、自分にプレッシャーをかけすぎた。ショットは悪くなかったのに、うまくいかなかった。2日目は後半のようなゴルフで予選通過し、どんどん上を目指したい」


▼第1日 1オーバー73


ホールOUT
パー54444354336
第1日54443354234


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日54544434639


◆松山英樹 82位タイ


1番、深いラフから第2打を放つ松山(撮影・亀山泰宏)
1番、深いラフから第2打を放つ松山(撮影・亀山泰宏)
15番、イーグルを決めた松山はギャラリーの拍手に笑顔で応える(撮影・亀山泰宏)
15番、イーグルを決めた松山はギャラリーの拍手に笑顔で応える(撮影・亀山泰宏)
9番、ホールアウトした松山は同組のファウラーと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)
9番、ホールアウトした松山は同組のファウラーと握手を交わす(撮影・亀山泰宏)
ホールアウト後、中継局のインタビュアーを務めた青木(右)に耳打ちされ笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)
ホールアウト後、中継局のインタビュアーを務めた青木(右)に耳打ちされ笑顔を見せる松山(撮影・亀山泰宏)

◆第1日コメント 「(ショットもパットも)良くなかった。小さなミスをなくしていけば、もうちょっといいプレーができると思う。1つでも順位を上げられるように、切り替えてやれたらいいなと思う」


▼第1日 2オーバー74


ホールOUT
パー54444354336
第1日54544355338


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日44436235536


◆今平周吾 114位タイ


9番、バーディーパットが惜しくも決まらず悔しがる今平(撮影・亀山泰宏)
9番、バーディーパットが惜しくも決まらず悔しがる今平(撮影・亀山泰宏)

◆第1日コメント 「ティーショットは安定していたが、グリーンが難しく3パットが3回もあった。前半はショートが多く、距離感がなかなか合わなかった」


▼第1日 4オーバー76


ホールOUT
パー54444354336
第1日55444455339


ホール101112131415161718IN
パー44435434536
第1日44536334537