コースレコードの64をマークした山田成美(27=GOLF5)が自身初の首位スタートを切った。ボギーなしの8バーディーを奪い、2位と4打差をつける8アンダーの独走。不調だったショットが安定し、パッティングも今月上旬から変更したパターの効果で感触が良かったという。山田は「今日は落ち着いてチャンスを決められました」と笑顔をみせた。

 14年のプロテストではトップ通過。同期にはアマチュア時代からツアーで活躍した堀琴音(21)や柏原明日架(21)らがいる。周囲の好成績にも触発されながら昨年のQTで11位に入り、今季のツアーはほぼフル参戦。開幕から9試合連続で予選落ちとなったが「5月ぐらいから少しずつスコアがまとまり始めた」との手応えがあったという。

 「64はアマ時代、プロになってからもないベストスコア」という山田は「結構、落ち着いてプレーできた。冷静でしたね」と自信をのぞかせていた。