1980年の全米オープン選手権で2位となった青木功氏もテレビ解説者として現地で松山の奮闘を見守った。順位が確定する前に取材に応じ「松山はいいゴルフをした。積み重ねて、実力を今出し切ったという感じだ」と絶賛した。

 自身は37年前に「帝王」と呼ばれたジャック・ニクラウス(米国)と優勝争いを演じた。2打差で敗れたが、今も語りぐさの名勝負だった。世界の頂点を目指す松山にかつての自身を重ね「(姿勢が)継承されていくのかな」と目を細めた。