期待の新星・新垣比菜(18=カヌチャ)が、首位発進した。5バーディー、ノーボギーの67でまわり、5アンダーで単独トップ。同じ沖縄出身で、今季限りで引退する宮里藍(31)のスイングリズムを参考にし、安定感が出てきた。現在はプロテストを受験中。03年に大会を制した憧れの宮里の背中を追い、初優勝へ突き進む。

 沖縄生まれのスター候補生が単独首位に立った。参加141選手中、トップ発進を飾った新垣は「このコースは自分に合っていますね。あまりOBにならない感じがいい」と笑顔を見せた。前半最後の18番パー5では2オンに成功し、バーディー。後半最初の1番ではバンカーにつかまったが巧みに寄せた。4番パー4で6メートルのパットを沈めてのバーディー。ノーボギーで67の好スコア。安定感あるプレーを披露した。

 プロテストを受験中。ホテル暮らしが続いても「もう慣れました」と言う。女子ツアーにも参戦し5月のリゾートトラスト・レディースで7位。実力とビジュアルを兼ね備えた期待の星だ。宮里藍に憧れ「スイングのリズムが好き」と参考にする。宮里が国内の集大成として臨んだ今月11日のサントリーレディース最終日には、観衆に交じってコースをついて回り、プレーを頭に焼き付けた。憧れの人は03年に大会を制覇。「優勝したいです!」と宣言した。