ジョーダン・スピース(米国)が劇的チップインバーディーで節目のツアー通算10勝目を挙げた。

 単独首位から出たものの、3バーディー、3ボギーの70と伸ばせず、通算12アンダーの268でダニエル・バーガー(米国)に並ばれてプレーオフに突入。18番パー4を使用する1ホール目、正規18番でも入れていたグリーン右手前のバンカーからの第3打をカップインさせ、同い年のバーガーを振り切った。

 今季2勝目で積み重ねた勝利は2ケタに到達。23歳10カ月での通算10勝はタイガー・ウッズ(米国)に迫り、帝王ジャック・ニクラウス(米国)も上回るスピード記録だった。

 「(連続バーディーで)いいスタートを切ったが、途中パットが良くなかった。最後はラッキーだった。ティーショットが木に当たって、それがフェアウエーに落ちた。バンカーショットも入ってくれて、信じられないプレーができた」と興奮気味に振り返っていた。