小田孔明(39=プレナス)が4バーディー、ノーボギーの今季ベストとなる68で回り、首位と4打差の18位につけた。前戦ツアー選手権森ビル杯で8試合ぶりに予選を通過して迎えた中断期間では、精神面の安定に取り入れている座禅を組んでメンタルを整えた。地元福岡・飯塚市からほど近い朝倉市などが記録的な豪雨に見舞われ、強い気持ちでバーディーを量産する。

 14年の賞金王、小田孔が着実に復調の兆しを見せている。今季初のノーボギーで今季ベストスコアをマーク。「もう少しバーディーが取りたかった」と貪欲に振り返るあたりも、手応えの裏返しだ。後半は11番から3連続バーディー。特に13番パー5は右に曲げた第1打が木の根に止まり、第2打はフェアウエーへ出すだけ。「9番アイアンが折れたかと思った」という衝撃で指がしびれながら、第3打も同じ9番アイアンで6メートルにつけてねじ込んだ。