宮里優作(37=フリー)はノーバーディー、5ボギー、2ダブルボギー、1トリプルボギーの82と大きく崩れ、通算12オーバーの152で137位となり、決勝ラウンドに進めなかった。

 第1ラウンドを追えて40位と3度目の全英で初の予選通過も見えていたが、強風に太刀打ちできなかった。「きついですね。ティーショットは風に乗せて、何とかいこうと思ったんですけど、それが落ち際まですごい流されていく。やっぱり風にぶつけていく感じを覚えないと、ここではちょっと難しい」とうなだれた。

 全英のスコアメークのポイントとして挙げていた「ミスしたホールをボギーで収める」を実践できなかった。7番でダブルボギー、8番もフェアウエーからの第3打をシャンクして連続ダブルボギー、「ダブルボギーを積み重ねてしまったので、結構、精神的にもやられましたね」と悔しそうに振り返った。

 日本ツアー賞金ランクトップとして臨んだ大舞台で壁の高さを実感。「日本でやってるよりも、もっともっと抑えたショットを練習しないといけない。定期的に、こういう風の試合があればいいですけど、年に1回になってしまうので、アジャストは難しい。セッティングを含めて、また帰って考えないといけないですね。ここ数年感じていることなので、これを機に…」。3度目の洗礼を浴び、課題を持ち帰った。