1打差5位から出た小鯛竜也(27)が69で回って通算9アンダー、首位と4打差の5位につけた。

 6番でボギー先行も、7番パー5では左のラフからの第2打を残り100ヤード地点に刻み、そこからカップ横30センチにつけてバーディー。「自分の流れも気持ちも、落ち着くことができました」。好調の要因は「コースマネジメントがしっかりできている」という。過去2年はパー5で無理やり2オンを狙うなどして、いずれも予選落ちだった。「今週は100ヤード前後のショットがすごくピンに絡む」と手応えを持ち、あえて100ヤードを残す攻め方も。その象徴がこの日の7番パー5だった。

 ドライバー飛距離は昨年より10~20ヤード伸びて、キャリーで280~290ヤード。フェアウエーが軟らかくてランが望めず、キャリー勝負の今大会はその飛距離も武器になる。「しっかりコースマネジメントして、無理せずにやった結果が(スコアに)出ている。明日からは優勝争いもできる位置なので、気を張らずに自分のゴルフをすることができれば」。ツアー初優勝のチャンスも見えてきそうだ。