【シャーロット(米ノースカロライナ州)8日(日本時間9日)=亀山泰宏】男子ゴルフの松山英樹(25=LEXUS)が今季最後のメジャー、全米プロ選手権(10日開幕、ノースカロライナ州クウェイルホローC)の難コースに警戒を強めた。米ツアーのウェルズ・ファーゴ選手権の舞台として過去3度戦っているコースは、今大会に合わせて改修が施された。優勝候補筆頭の評価もある中で挑むメジャー。自分に厳しく、いつも通りの調整を続けている。

 会場のクウェイルホローCは昨年のウェルズ・ファーゴ選手権終了後にコースを閉鎖し、バミューダ芝の張り替えなど改修が行われた。松山は「初めてのコース、別コースでやってる感じです」と表現した。大きな変更点はアウトの9ホールに集中。かつての2番と統合された右ドッグレッグの1番(パー4、524ヤード)、さらに松山が得意としていた5番パー5を分割してパー3の4番(184ヤード)が新設された。

 インの9ホールの変化は前半ほどではない。松山が過去3大会でバーディーを量産してきた10、14、15番、ツアー屈指の難度を誇り、松山を含め多くの選手を苦しめてきた16、17、18番の上がり3ホール「グリーンマイル」は健在。「(グリーンマイルは)難しい上がりなので。それまでも難しいホールがたくさんありますし、そこだけじゃない。今週、天気(予報)が悪いので(ボールが転がらないから)全体的に長いホールが続くと思う。大変だなと思いますね」と話す。