1打差2位から出た松山英樹(25=LEXUS)は、惜しくも日本男子初のメジャー制覇に届かなかった。一時は単独首位に浮上したが、11番から3連続ボギーで後退。5バーディー、6ボギーの73で通算5アンダーの5位となった。

 松山と同組で回ったジャスティン・トーマス(米国)が通算8アンダーでメジャー初優勝を飾った。

 ホールアウト後のテレビインタビューでは悔し涙を流す場面もあったが、気持ちを落ち着かせ、1つ1つの質問に丁寧に答えた。

 一問一答は以下の通り。

-10番まで素晴らしいプレー

 松山 11番のティーショットでいいショットを打てたんで、(感覚が)戻ってくるかな、もっといいプレーができるかなと思っていたんですけど(フェアウエーからグリーン右へ外した)あのセカンドショットが自分の中ですごく痛かった。難しくない状況からミスしてしまったというのがきつかったですし、ミスした原因がトップに立ったからというのとは関係ない感じだったので。その後、アプローチとパットでしのげなかったのも痛かったですし、流れを悪くする原因をつくってしまったなって感じですね。

-そのミスは昨日まで話していたショットの違和感と関係ある

 松山 それはありますし、そこまではうまくごまかして、昨日よりはいいショットが打ててましたし、ピンにもいってました。それが11番の、バーディーチャンスにつけられる位置からボギーにしてしまったというのが、自分の中ですごくふがいないです。12番もティーショットでいいショットを打ったのに、木に当たってラフにいってピンチになって、そこからはもうどうしようもないなって感じでしたね。14、15番とうまくバーディーは取れましたけど、うまく立て直せなかったですね。

-グリーンのスピードが昨日までと違った

 松山 そんなに速くはなっていなかったですけど、先週と今週の2日目まで続いていたようなパッティングではなかったですね。

-14、15番のバーディーで最後まで希望をつないだ

 松山 (自分が)13番をボギーにして、ジャスティン(トーマス)がバーディーを取って差は開きましたけど(14、15番を)バーディー、バーディーでいって、最後の3ホールは難しいですし、ピンポジション的には今日バーディーが取れるような気がしていたので、うまくいけばなって感じだったんですけど。思い通りに14、15番が取れたんで、残り3ホールだなって思っていたところで、(右に曲げた)16番のティーショットのミスと、(パー)パットのミスというか、入らなかったということで結構、効きましたね。