男子15~17歳の部に出場した石川遼(25)の弟航(わたる、浦和高3年)は9位フィニッシュとなった。

 通算6オーバーの28位で予選通過して迎えた最終日。前半の2番パー4は、残り120ヤードからピッチングウエッジでの2打目をピンまで1・5メートルにつけてバーディーを先行させた。15番では7メートル、17番では5メートルのバーディーパットも決めるなど4バーディー、2ボギーの69。3日間で初のアンダーパーを出し、通算4オーバーまでスコアを戻した。

 20年東京五輪の会場となる東Cでラウンドし「厳しいセッティングでもバーディーが取れて良かったです。難しいコースの方が楽しいですね」と笑みをこぼした。兄遼が米ツアーのウィンダム選手権第1日に好スタートを切ったことをネットで確認しながらも「兄は兄。自分は自分です」とマイペースでプレー。課題に挙げていたウエッジでのアプローチが好調だったこともあり「本当にこの調子で頑張りたい」と口にした。