男子ゴルフの宮里優作(37=フリー)が、今季限りで引退する妹の宮里藍(32=サントリー)にあらためてエールを送った。

 藍は30日に自らのブログで現役最後の試合が9月14日からフランスで開催されるエビアン選手権になることを表明。これまでも「宮里藍のファン」を公言してきた兄は「何か間違って(他の試合にも)出ないですかね? 『やっぱり出ます』とか…」と冗談交じりに名残惜しさをにじませた。

 「(藍がアマチュアで優勝した)ミヤギテレビが(最後でも)いいのかなとは思っていましたけど、本人のモチベーションもそこまで続かなかったのかなと思いますね」と胸中を思いやり、エビアン選手権の後は家族のサポートに回りたいとした決断に理解を示した。「藍ちゃんらしいかなと思いますね。気持ちの整理ができるところで終わりたかったと思う。(エビアンに)観戦にはいけないと思うけど、応援してます」。

 自身は今週、フジサンケイ・クラシック(31日開幕、富士桜CC)に出場。現在賞金ランク2位につけ、初の賞金王を狙える位置にいる。「毎週入れ替わりもありますから。あまり一喜一憂せずに、自分のやりたいことをしっかりとね。先週は辛うじてトップ10に入ったので、それ(上位争い)の繰り返しが大事かなと思います」と冷静に話した。