引退を表明している宮里藍(32=サントリー)が、最後の大会となるエビアン選手権(14日開幕、フランス)で優勝を宣言した。

 12日、スイスとの国境にあるレマン湖を望む現地のエビアン・リゾートGCで練習ラウンドを8ホールこなし、その後に公式会見に出席。宮里は「出るからには優勝しかない。いまさら予選通過を見ても仕方がないので。いい手応えはあります」とハッキリと語った。

 会見の冒頭で司会者から「引退する気持ちが変わることはないか」と問われると「NO(ないです)」と笑顔で答えた。

 さらに宮里は「(寂しい思いが)ないと言えばウソになる。ただ、それよりも最後のメジャーに挑戦するという気持ちの方が大きい。自分がやり尽くした上での決断なので、怖いものはないですし、失うものもない」と話した。

 組み合わせも発表になり、宮里は米ツアーの看板選手でもあるポーラ・クリーマー(米国)、かつて世界ランク1位に立ったヤニ・ツェン(台湾)と同組になった。