米ニューヨーク・タイムズ紙は14日、女子ゴルフで現役引退を目前とする宮里藍選手(32)を特集し、「ツアーで最も愛すべき人」と語った世界ランキング2位のレキシー・トンプソン選手(22=米国)らの言葉で足跡をたたえた。

 米ツアー31勝のジュリ・インクスター選手(57=米国)は「ラウンドを終えるたびに、それが練習でも彼女は多くの質問に答えないといけなかった。まさに国のためにプレーをしていた」と、日本のメディアからの期待と重圧の大きさを思いやった。

 強豪のリディア・コ選手(20=ニュージーランド)は「私たちは彼女に本当に感謝しないといけない。彼女は日本のゴルフ界だけではなくて、女子ゴルフ全体に貢献した」と絶賛。同紙は、プレーだけでなく言葉や報道対応、他選手との交流にも力を尽くした宮里藍選手の存在の大きさを周囲の証言で伝えた。