ツアー1勝の時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)と同4勝の小平智(28)が通算13アンダーの203で首位に並んだ。時松は65の好スコアで5位から上がり、2位から出た小平は66で回った。

 前週までの賞金ランキングは70位で、予選突破は5月以来の時松が首位に立った。この日最少の65のスコアに「流れがいい」と充実の表情だ。持ち前のスイングの思い切りのよさを失い、春先から不振に陥った。インターネットの動画で昨夏の初優勝の映像などを見てイメージをつかみ、修正に努めた。最終日は小平、池田と最終組。「賞金王争いをする人の(ゴルフの)内容を間近で見られる。自分も優勝はしたいが、今、何が足りないのかを、しっかりと把握したい」と、地に足を着けて強豪たちに挑む。