男子ゴルフの世界ランク3位、松山英樹(25=LEXUS)が21日開幕のプレーオフ最終戦、ツアー選手権(ジョージア州イーストレークGC)に4年連続で出場する。ポイントランク(PR)上位30人のみが出られるエリートフィールド。今大会に4年以上連続で参戦しているのは、世界ランク1位D・ジョンソン、PR1位スピース(ともに米国)ら、松山を含めて6人しかいない。特に松山は14年の米本格参戦から“皆勤賞”とあって価値も高まる。

 プレーオフ3試合を終えて開幕前に1位だったPRは現在7位。優勝が絶対条件となる状況に変わりはないものの、PR17番手で臨んだ昨季に比べれば1000万ドル(約11億円)のボーナスがかかる総合王者へのハードルも数字の上では下がっている。第3戦終了時には「(優勝)できる内容じゃないけど、何とか立て直したい」と話していた。持ち前の修正能力で、ビッグボーナスをつかみにいく。(アトランタ=亀山泰宏)

 ◆松山の総合王者戴冠条件 ツアー選手権に優勝した上で(1)PR1位スピースが3人タイの2位以下(2)PR2位トーマス(米国)が2位タイ以下、という2つの条件を満たす必要がある。PR17番手だった昨季は優勝した上で6つの条件をクリアする必要があった。