男子ゴルフの欧州を除く世界選抜と米国選抜による団体対抗戦、プレジデンツ・カップ(28日開幕、ニュージャージー州ジャージーシティー、リバティ・ナショナルGC)の第1日対戦カードが27日(日本時間28日)に発表され、世界ランク3位の松山英樹(25=LEXUS)は11年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル(33=南アフリカ)とのペアでジャスティン・トーマス(24)、リッキー・ファウラー(28)のペアと対戦することが決まった。

 第1日は1つのボールを交互に打つフォアサム方式。それでも昨季は石川遼と組んで出場した11月のISPSハンダW杯ゴルフ、今季も谷原秀人とのタッグで挑んだ5月のチューリッヒ・クラシックと同様のフォーマットの経験を重ねてきた。前日26日には「毎年やってるんで関係ないと思います」と強調していた。

 この日はシュワーツェルと連日の練習ラウンド。2人で話し込む時間も増えた。11年マスターズを制した実力者は「ヒデキに関しては、もう言うことなんて何もない。素晴らしい選手だ。この1年、とてもいいプレーをしていた。僕たちは2人とも、プレー中は自分のことを黙々とやるタイプ。すごく合っているんだ。2人とも、すごく明日を楽しみにしている」と好相性を感じ取っている。

 どちらがどのホールのティーショットを担当するかなど細かな戦術を詰めていくのは開幕前夜になるという。「今夜もディナーは一緒にするからね。もしかしたらピンポンもするかもしれない」。レクリエーションも交え、リラックスした雰囲気で“作戦会議”を行うことも示唆した。

 相手は今季最多5勝を挙げ総合王者にも輝いて勢いに乗るトーマスと米屈指の人気者ファウラー。シュワーツェルが「きっとすごいだろうね」と笑ったように、完全アウェーの雰囲気が予想される。それでも最後には「ファンに囲まれてプレーするのは、それはそれですごくエキサイティングだ。(それぞれが)自分のゲームをすれば、彼らに勝てると思う」と、2人分の思いを代弁していた。