プロ転向後初の首位発進となった塩見好輝(27=国際スポーツ振興協会)は「十分すぎるスコアです」と満足そうに笑った。前半は5バーディー、ボギーなし。風が出てきた後半は2バーディー、1ボギーだった。6アンダーの66で「これが首位か~。途中からカメラマンが多くなってきて、実感しました」と話した。

 東北福祉大出身で、12年12月にプロ転向。今季が5シーズン目になる。初のツアー優勝に向け最高のスタートを切ったものの「あまり期待しすぎても、うまくいかない。力を入れすぎないようにやりたい」と平常心を強調した。

 同じく6アンダーの首位には金亨成(37=韓国)が並んだ。前夜に焼き肉を食べてスタミナをつけたという金は「名古屋の印象がすごく良くて、自分の家みたいな感じです。今日は全体的にショットもパットも良かった」。14日には男児が誕生したばかりで、金は「3週間ほど早く生まれたので、保育器の中で心配だった。先週の木曜日に家に帰ってくることができた」と明かした。