米ツアーを主戦場としていた石川遼(26=CASIO)が、来季のシード権を確保できなかった。

 順延となっていた最終日が終了し、石川はボギーなし、5バーディーの66で回り、通算9アンダー275の40位でフィニッシュ。20位以内に入れば、シード権を得られる賞金ランク25位以内を確保できたが、これで賞金ランクは22位から31位に後退してしまった。4試合の入れ替え戦を終え「1試合も優勝に届くことはなかった。トップテンはありましたが、ギリギリに入った感じだった。やっぱり下手になっている」と自信を失っている表情ものぞかせた。

 13年から米ツアーに参戦してきた石川は「すごく苦しかった。息苦しかった。やっぱり自分の力を信じられていなかった」と気持ちを吐露した。年内は日本オープン(12日開幕、岐阜関CC東C)など国内ツアーに戻ってプレーする意向。「日本で試合に出て練習して、今の自分のゴルフを、今から先というところを考えてやっていく」と口にした。来年以降は米下部ツアーやアジアツアーにも目を向けている。また将来的な米ツアー再挑戦への意欲をみせた。