今季の国内初戦となる石川遼(26=CASIO)は、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で2オーバーで終えた。

 1番パー4でいきなり約3メートルのパットを沈めバーディー。8番パー4でティーショットが大きく曲がり、右の林に入れてOB。それが響いて痛恨のダブルボギーとなった。

 ショットが修正できず、後半も1バーディー、2ボギーとスコアを伸ばせなかった。

 石川は「ドライバーが振れていなかった。自分の弱いところが出てしまった。8番でOBを出してからは悪いところが出てしまい、立て直そうとしたが、いいショットが打ててもバーディーにつながらない。全体的にいまひとつでした。今の自分の状態がよく分かった」と分析した。

 同組の小平智は6アンダーで暫定首位に立ち、石川は「いい例と、悪い例を1つの組で見られたと思う。自分が悪い例だった」と悔しそうにつぶやいた。

 平日にもかかわらず、会場には大勢のギャラリーが集まった。石川は「信じられない。本当にうれしかった。アメリカだといいショットを打っても2~3人が拍手してくれるだけ。アメリカと日本とで、石川遼は同じ人間だけど、これだけ違うとは。ここから自分をどう立て直していくかが大事だと思います」と語った。