秋吉翔太(27=ホームテック)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り、通算5アンダーの137で首位と4打差の6位につけた。

 今季はドライバー飛距離とフェアウエーキープの要素を融合したトータルドライビングで堂々の1位に立つ。小平智(2位)や宮里優作(4位)といった日本ツアーを代表するショットメーカーを上回る「飛んで曲がらない」選手だが「スイングに違和感があるんです」と表情がさえない。「突然“ドプッシュ”が出るんですよ」。前日は折り返しの1番でドライバーが大きく右に出てOB。この日も「3、4回はあったかな…記憶から消してます」と苦笑するほど突発的なミスに悩まされている。

 そんな中で「大きかった」と振り返るのは16番で30ヤードを放り込んだチップインイーグル。前日も2度のチップインがあり、ショートゲームがスコアを支える。前週日本オープンの4位などで初の賞金シードはすでに手中に収め、さらに上を目指すシーズン終盤戦。「早く(ショットを)修正しないと」と貪欲だった。