小平智(28)がプレーオフ(PO)の末に、最終ラウンド(R)進出を決めた。今大会は第3Rまでの上位24人が、6ホールずつのマッチプレーで競う最終Rに進む変則方式。通算5アンダーの17位に小平ら9人が並び、残り8枠をかけたPOに突入した。

 1人だけが脱落する展開。2組目の2番手でティーショットを放った小平は、第2打をグリーン右奥へ。約9メートルの下りのバーディーパットをカップ手前1メートルに付けると、パーパットを沈めた。他の2選手がボギーでホールアウトしたため、最終R進出が決まった。小平は「パーを取れば勝てると思ったけれど、難しかったですね」と内心はヒヤヒヤだったことを明かした。

 マッチプレー方式の最終日に向けては「むしろそっちの方がガンガン行ける。スコアのことをあまり考えなくて済むので、1ホール、1ホールを集中してやりたい」と闘志を燃やした。