大会初出場の井上りこ(24)が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで単独首位発進した。

 強風でスコアを崩す選手が続出する中、ショットがさえた。最終18番では下り6メートルのフックラインを沈めてバーディーフィニッシュ。「パットで取ったのは最後くらい。寄せだと思っていたので、入ってラッキーでした」と笑顔で振り返った。昨年プロテストに合格した24歳は「最終組が初めてなので、今から憂鬱(ゆううつ)でドキドキしています」と初々しく笑った。

 1打差の2位に北村響(22)、さらに1打差で村田理沙(22)ら6人が続いた。ホステスプロとして好位置につけた村田は「この風の中では上出来だと思います。風の読みは合っていたし、パットの調整をして優勝を狙っていきたいです」と逆転へ力を込めた。

 同じくホステスプロの藤田光里(23)は4オーバーの22位だった。1月に左肘を手術して初の実戦ということもあり「スコアは納得できるものではないですけど、ショットは手術後初めての試合という中では悪くなかったかなと思います。(明日は)オーバーした分を取り返したい。ミスをなくしたいと思います」と最終日の巻き返しを誓った。

 大会は若手女子ゴルファー84人が出場し、2日間にわたって行われる。