小平智(28=Admiral)が、日本人史上5人目の米ツアー優勝を成し遂げた。

 世界ランク50位以内の資格でスポット参戦している小平は6打差の12位から7バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーの272でホールアウト。この時点では最終組を回っていたトップの金シウ(韓国)と2打差。金が15、17番でボギーをたたき、トップに並んでプレーオフに突入した。18番パー4を使用する1、2ホール目はともにパー。17番パー3での3ホール目で小平がバーディーを奪った。世界ランク1位ダスティン・ジョンソン(米国)も出場していたフィールド。最後は昨季「第5のメジャー」プレーヤーズ選手権を大会最年少21歳で制した韓国のホープを振り切って頂点に立った。

 日本人では青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に続く快挙。出場15試合目での優勝は松山英樹の26試合目を抜く日本人最速記録だった。