世界ランク10位の松山英樹(26=LEXUS)が、14日にニューヨーク州のシネコックヒルズGC(7445ヤード、パー70)で開幕する全米オープン選手権に向け、12日(日本時間13日未明)に練習ラウンドをこなした。

 晴天に恵まれ、1番からのハーフを入念にチェックした。

 14年ぶり開催となる同コースは、膝丈まである長いラフが特徴。そのため、松山は「フェアウエーは広いですけれど、外したら大変なことになる。(ポイントは)ショットじゃないですかね。フェアウエーに行ったら、その次が大事。外したら、アプローチが大事。全てがうまくいかないと勝てない。そんな完璧なゴルフは、そうはできないと思いますけどね」と語った。

 昨年は2位。今大会も優勝候補の1人に挙がっており、「気持ちだけは前向きです」と淡々と話した。

 ニューヨーク州の東部に位置する半島のロングアイランドは、両側が海に面しており、コースには強風が吹く。この日も風の強い時間帯もあり、松山は「風次第じゃないですか。チャンスホールは何カ所かあるけど、風にもよる。フェアウエーに100%いけば、チャンスが増える。逆に50%ならピンチばかりになる」と分析した。

 うねりの強いグリーンに関しても「傾斜がすごい。スピードはまだ出ていないですけど、硬そうですね」と警戒心を強め、予想スコアについては「見えません」と首をひねった。