池田勇太(32=フリー)は1バーディー、4ボギーの74で回り、通算4オーバーの288で51位だった。

 上がり4ホールで3ボギー。17、18番と連続ボギーでのフィニッシュに「上がりが最悪です。そのひと言です」と表情はこわばった。合計32パット。「何も変わらない。入らない。それだけです」と、第2ラウンド以降の3日間でフラストレーションをため続けたグリーン上で何度も首をひねった。ショットの感触はまずまず。決まらない数多くのバーディーパットを嘆くのは、しっかりとパーオンできている証拠でもある。「結果を残せなければ、僕らは“商売あがったり”ですからね。ゴルフ自体は悪くなかったかもしれないけど、結果につなげられないっていう。そこが問題」と悔しさをのみ込んだ。

 16年全米プロ選手権以来となるメジャーでの4日間の戦いも、充実とはほど遠い。1度帰国し、次戦は8月の全米プロ(ミズーリ州)となる。「ゴルフ場であったり、気候であったり、何もかもが次は違うと思う。日本に帰ってもう1回、自分のゴルフの調子を整えてからいければ」と次を見据えた。